「行くべき道」

人は歩かなければならない
己が望む終わりに向けて

人はそうして歩き続けるのだ

それぞれが進むべき道を歩いていく

決して容易い道程ではないだろう

時には途切れた道に足を踏み入れてしまうかもしれない
誰かが道を断ち切ってしまうかもしれない

目の前に進むべき道が示されているとしても

間違った道に入ってしまったとしても

それが良きものか 悪しきものなのかは
己が決める事なのだ

それを糧とするか 無駄とするのか

立ち止まった時に決断したまえ


「メリークリスマス」

ゆらりとゆれる ろうそくの
 そのむこうがわに めをこらす

うつったものは じぶんのこころ

 この日のうらに 祝うことの出来ない人がいる

だから わたしは祈りとともにお祝いをする

 いつか みんなが幸せになれますように

「メリークリスマス」と


「いわし雲」

あ〜 いわし
うろこ雲っていわし雲とも言うよな
 なんて思いながら 空を見る

いわしといえばなんだっけ
塩焼きに煮付け?

 結局 食べ物にいきつく

綺麗に連なる雲を眺めながら
 今夜の夕飯の買い物に向かう

そんな日々 そんな季節

 私に何が出来るだろう
  私は何が出来るだろうか

そんな風に思える今が 幸せなのかもしれない


「君に託すもの」

君に見せた指輪 それは母のもの
宝石はキラキラと輝いているけれど
土台はもう古くて くすんでいる

僕はそれを見せて 君に言う
「これを君のサイズに合わせて作り直そう」
彼女は少しキョトン とした

そんな彼女に僕はさらに続けるのだ
「母の形見を付けて 僕の家に来てくれるかい?」

そこでようやく 彼女は僕の言った意味に気付く

僕は 君に託すよ
母の ずっと付けていた指輪を
高価では無い 母の想いが詰まったその指輪

それは 母の好きな石
いつでも僕に言ってくれた
「幸せであれ」
僕の幸せを願い 天に向かった母

そして今
彼女は娘に指輪を託す
「この指輪はね おとうさんの母から託されたものなの それをあなたに託すわ」

想いは そうして託されていく


「言葉」

言葉は単純で難解だ

簡単に伝えられる言葉と なかなか伝えられない言葉
その一言で 相手を喜ばせたり落ち込ませたり

たった一言で 人の人生を変える力も持っている

慎重に選ばなければならない言葉と
慎重に選んでも それが良い方向に進むとは限らない

一方的な自分の言葉で傷つけてしまう事もある

でも

言葉は大切な 自分を現すもの
そして相手に伝える手段

だから
色んな言葉を知る事は 自分を現すものを増やす
沢山感情を伝える事が出来る
伝えられれば もどかしい想いをせずに済むのだから

言葉をよりよく伝える術を もっと学ぼうよ


「残酷な絶望」

目の前に横たわる絶望

進む事は 限りない絶望なのに
私は 生き進まなければならない

どうにもならない絶望に 私は息をのむ
私に突きつけられた現実は あまりにも私を苦しめます

<命>は残酷に 私を生きながらえさせる

「いっそ殺してくれ」
心で叫ぶと
誰かがそれを制止する

生きる事に疲れて 死ぬ事に恐怖する


生も死も
私には とても残酷な事のように思います

それでも 私は生き続けなければならない



確かな<生>の中で 無限に拡がる悲しみの感情の中で
私はきっと かすかな希望をたずさえて

私は 私の愛した世界を歩く


「夢のはじまり」

夢が叶わなかった

そこからが始まり

終われない 止められない
それが 自身の夢の始まり

そこが自分の位置では無かった
と いうだけだ

愛している夢なら
それは きっと
ずっと続ける事なのだろう

夢は実現させるためだけのモノじゃない

好きなら 叶わない事など どうだっていい
叶わせる事が 全てではないだろう

いつか 叶うかもしれない夢に
ずっと叶わないかもしれない夢に

自身が生きるために
死ぬまでの暇つぶしに
私は 好きなモノを続けていきたい


「理不尽」

少しでも軽くしてあげたい
何故それがいけなかったのだろうか…

いっそ 私が消えればいいのだろうか?

それは 理不尽に過ぎていく。
私の意思とは関係無しに 私は黒くされていく

私にそこまでさせたのは あなた
だけど それは あの人には通じない

私があの人の前から消えれば 私は楽になる

壊れそうな自分の体を 私は抱きしめる
震える体を維持しようと
その腕と心はもがく

果てしなく 終わらない
その 恐怖


「背負うもの」
〜「守護天使」より、立木勇介にのせて〜

その身に秘めるは

真実の愛と大いなる決意

「手に入らないモノを求める事こそ愚かだ…」

そう語る彼の手には
愚かな想いの象徴


手に入らないと解っていても
求めてしまう
そんな自分をあざ笑う

「闘え」
愛した者に言わしめる

闘え
俺が背負ったものを
次に受け継がせるために!
連詩 by 飛鳥雪夜


【片手に絡めた細い鎖が
手に入らぬ象徴

殺せぬ心は
言葉を震わせていたかもしれない

彼方に向ける剣は
混沌とした想いの象徴

さあ始めよう…真実を伝えるために

全ての終りと始まりの為に】


「散りゆくものは…」


外を見ると桜がすでに風に花びらを舞わせていた

気が付くと
春が終わりを迎えている

いつの頃だったろう

痛めた足で
どこにも行かなくなったのは
友人の言葉も 僕の耳には入らない

窓を開けてみた
風が ひとひらの桜を僕の部屋に招き入れた
車イスに乗る僕の膝に それは舞い降りる
あからさまな嫌悪

歩くことの出来ない僕を あざ笑いに来たのか?
薄いピンク色は 何も語らない
払いのけようとした時
風が再び桜を舞い込ませる

窓を閉めよう
その時だった

ふと頭に浮かんだ友人の言葉
「桜はな、散るのが早いだろう?でも、来年また綺麗な花を咲かせる
破壊と再生を表しているようじゃないか。壊れるものもあるけど、生まれ変わるものだって
あるんだよ。おまえは足を壊したけど、まだ生まれ変われるものがあるんじゃないのか?」

全部が壊れた訳じゃない

友人は そう言いたかったのだ
無くしたのは 足だけじゃないか

散りゆくものの中に 何を見る
突きつけられた
同じものを見ていたはずなのに
まったく違う

僕は
その友人に電話をかけていた

「再生を…手伝ってくれるかい?」
「もちろんだとも!」

返詩 by 飛鳥雪夜

『心の‘再生’とは
時間がかかることなのかもしれない

その壁を、鎖を壊すまで
僕は君に言い続けたい
‘再生を’

いつだって君の言葉を待っていた
−なぜ、自分だけ−
というだけの君から
これからの明日の言葉を
いつまでも待っていた

いつもと違う声の中の感情
心の‘再生’を垣間見た


此処からはきっと早いよ』


「ジグソーパズル」

「一度崩れたパズルは修復出来ない」
人生はそんなものというけれど、崩れたのなら再び組み直せばいい。
無くしたピースがあるのなら、同じものは出来なくともそれに似たものは出来るはず。
元には戻らなくても、そこから再び違ったモノが完成するのなら、それもいい。

そこから始めればいい…

人生に完成は無いのだから、そうして作り続けるパズルも悪くないと思う。


「空と空」

君が見てる空と 僕が見てる空は 違うのだと思う
君が見てる僕と 僕が見てる君が 違うように

それぞれが それぞれ違う
相手の立場に立つ事も 自分の立場を教える事も とても難しい
1つの感情だけで 人は成り立っていない
色んな感情が合わさって 1つの想いに成る
だから 1つの言葉だけで 1つの感情を思い起こすのは間違いだ
1つの言葉には 色々な感情が混じり合っている

君が見てる空が 僕が見てる空とは 別の空だと 僕は気付いた
僕が見てる空は 君が見てる空とは違うと 気付いてくれているんだろうか

想いは 無限だ


「汝に問う」

愚かなる者よ
愚かなる者よ
汝 我を導きたもう

愚かなる者よ
愚かなる者よ
汝に 問う
我は 虚偽か幻か

その手は 黄金に輝く力を持ちながら
同時に 暗闇を呼ぶ力にもなる

死すべき運命(さだめ)の人の子よ

 汝の眼(まなこ)に何が見える


「返事のないメール」

君の目には 僕の言葉は届かないのだろうか?
すべてを正しくとらえない 下降気味の心は 空に飛ばしてしまおうよ
僕の目に 君の心は映らないのだろうか?
全てのものを拒絶して 下降気味の感情(こころ)は 海に流してしまおうよ
そのままでは 誰にも真実は届かない
このままでは 誰も君を見なくなる

汚れた川に佇む鳥は 大きくはばたく事ができるのに
君はそれさえも嘆くのだろうね

ここにいるのは僕
そこにいるのは君

それ以外の真実を求めるのはやめて

君が思う以上に 君に愛は注がれている
君が憂う世界は まんざら捨てたもんじゃない
僕が想う世界は まんざらじゃない

「存在する」という意義も理由もいらない
「ただ そこに存在(いる)」という事が全て

生きる事を 世界は許してくれている
そう想うだけで 優しくなれるよ
この腕は 抱きしめるためにあるものだ
忘れないで
 すべては生きている

コメント なんとなく歌詞風。「返事のないメール」というタイトルですが。なんとなく「メール」としただけで
たいした理由は無いですw現代風に「メール」で、言うなれば「届かない想い」ですな。

「そして」

彼女は「偽り」を許さない
確かにそれは正しいと思う
   だけど
全ての「偽り」が許されざるものではないと僕は感じている

日常の中には そこかしこに「偽り」が隠れているのだ
でも それが完全な「偽り」でない事も 人は知っている
はたして 「完全なる偽り」など 存在するのだろうか?
偽りの中にはほんの少しの「本当」も隠されている
 そして僕は 彼女に言うのだ

「それは、全てを否定しているのと同じ事なのかもしれないよ」と

コメント リサさまのHPが万HIT達成という事で贈らせていただきました。
リクエストで「偽り」のテーマとは粋ですなw サイトはココ

「歩み」

歩き出していこう。
哀しい事を思い起こせば
立ち止まってしまうけれど

愛する人がいた
父も 母も 友人も
この腕からすり抜けて逝ってしまった

空を見上げると飛行機雲
何故だか 涙が出た
目のしみる青 届かない雲 
そして
大地をはう自分…

歩き出そう そして 空を見上げるのだ


「振り向く」

ふと 振り返る
そこには <ろくでもない人生> があった。
人を傷つけて来た自分 傷つけられた自分
振り返ると いつも 自己嫌悪で一杯になる…
過去に戻って直したい処なんて 数え切れない程ある
心が子供だったことに気づく
そんな「自分」があるからこそ 「今の自分」があるのだろう
落ち込んでいたって 前に進まなきゃいけない
だったら 落ち込むのはやめよう
空はまだ そこにある
何気ない日常に<喜び>はあるのだと知った。
そんな風になれるまでいくつの年を刻んだだろう
これからも<ろくでもない人生>が続くかもしれない
でも 進もうじゃないか
少なくとも 周りの人には明るくいてほしいから


「証明」

私がどんな人間でも あの人は 離れないだろう
 私はそれを感じている
どんなに背を向けても 犯罪者でも
 人間でなくても・・・彼は 私を離さない
私は そんなあなたを護りたいから どうか離れて
 あなたが私の傍にいる事で傷つくのなら
 遠くても 私の傍には いないでほしい
なのに あなたは離れない 真実の愛であるかのように
「おまえを愛している」のだと 証明するために−
 そして あなたは 私を護って 死ぬのでしょうか・・・


「うそ」

彼女が嘘をつく
 嘘をつく時 決まって手が動く
もちろん 僕にしかそのしぐさは解らない
 誰もしらない 彼女自身にだって解らない
僕だけの秘密 彼女の 誰も知らないしぐさを
 僕はいつの間にか知った
長いつきあいだものね
 いつか いつか僕はね
その手に誓いの指輪をはめるんだ
 誰も知らない 君の秘密があるそのキレイな指に


「流れ」

風が吹くと 流れる 流れる・・・

 すべてが私の元から 流れてゆく・・・

でも 忘れないで

 風は 流れるけれど

それはまたどこかで 何かにぶつかるのだから・・・


「言葉の花」

夏に咲く 氷の花を
あなたは見た事があるだろうか・・・
 透明で それでいて 確かにそこに 有る と 疑わない
それは あの人の「やさしさ」
 別の人の処へゆく事を 迷っていた私への
冷たい 言葉・・・・
 それは美しく 今も
  私の心の中に 咲いています